毎日の食事にプラスして与えたいもの
食餌にプラスするもの
ただし、慢性疾患や加齢などによりからだ自体が栄養を吸収できなくなっている場合は、からだに必要な栄養をしっかり吸収できるように、食餌にプラスして与えなくてはならないこともあります。
たいていの場合食事を見直すことで動物の疾患は改善されます。
しかし動物のからだそのものに原因がある場合もあり、たとえば老廃物をからだの外へきちんと出すことができない動物もいます。
「食べものをきちんと消化し、きちんと排出する」この大切な働きをサポートするためには毎日の食餌に、必須脂肪酸や消化酵素、プロバイオティクスを加えてやりましょう。
これらの3つは、どの動物にも与えていただきたいものです。
毎日必要な食べ物というのはそう多くはないのです。
必須脂肪の役目
必須脂肪酸にはオメガ3、オメガ6が多く含まれており、様々な大切な役目があります。からだに必要不可欠な栄養素ですから、毎日与えていただきたいものです。
オメガ6にも別の役目がありますが、通常毎日の食餌からすでに十分に補給できているので、特別に与える必要はありません。
消化酵素の役目
食べたものをからだがしっかり使えるようにするために手助けしてくれるのが消化酵素です。
食品の消化や吸収を助け、体内に栄養を届ける役目をします。
動物と私たち人間とはからだの機能が違うので、動物たちには食べ物の消化・吸収を助ける酵素を外から補ってやる必要があるのです。
消化酵素は老廃物を体外へ排出するのにも役立ちます。
ガスの排出を助けたり、便の悪臭も減らしてくれます。
消化酵素で太る?
中には酵素を与えていたら太ってきた、というケースもありますが、これはからだがきちんと消化できるようになった、ということでとてもうれしいことです。この場合は与える食餌の量を減らして調整しましょう。
プロバイオティクスの役目
腸内細菌叢と一緒に働き、腸内の病原体をチェックし、消化器を健康に保つ役目をします。