<日本山人参と呼ばれているヒュウガトウキとイヌトウキについて>
日本山人参は、日本にのみ生息しているセリ科のハーブで、ヒュウガトウキとイヌトウキの2種類があります。ヒュウガトウキは、九州地方の宮崎県高千穂周辺に自生するハーブで、イヌトウキは、主に和歌山や四国地方に自生するハーブです。ヒュウガトウキとイヌトウキは、葉の形、色などに違いがありますが、よく似ています。
ヒュウガトウキとイヌトウキは、どちらも日本山人参と呼ばれ、豊富な栄養成分を含む機能性ハーブとして知られています。一番の違いは、ヒュウガトウキの葉には、さまざまな働きが期待されているクマリン系の化合物イソエポキシプテリキシン(有機化合物YN-1)が多く含まれている点です。
なお、日本山人参(ヒュウガトウキとイヌトウキの2種類)はセリ科のハーブで、ウコギ科の多年草のオタネニンジン(高麗人参、朝鮮人参)とは全く別の種類です。